お口に関する話

歯周病(1)

歯周病とはどんな病気? 歯周病とは歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜といった歯を支えている歯周組織に炎症が起こるなどして、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯がこの歯周組織にしっかり支えられているから、おいしいものを食べたり、楽しく話しをすることができます。 厚生労働省の調査によると、日本人の80%以上が、なんらかの歯周病に罹患しているという結果がでています。近年この歯周病と全身の病気との関わりがわかってきました。

妊婦と歯周病

妊娠中は、つわりなどで歯磨が難しくなるために口の中の衛生状態が悪くなるのに加え、女性ホルモンの血中濃度が高まります。歯周病の原因菌のあるものはその女性ホルモンを利用して増殖するため、歯肉の炎症が起きやすくなります(妊娠性歯肉炎)。

一方、歯周病にかかっている患部から、毒素や炎症を引き起こす物質が血液中に入り、胎盤を刺激すると、胎児の成長に影響を与えたり、子宮の収縮を促すなどして、低体重児出産(2500グラム未満)や早産(37週未満)のリスクが高まることが明らかにされています。
母親が進行した歯周病にかかっている場合、低体重児を出産する率が7倍以上になるといわれています。

歯周病を防ぎ、軽度のうちにしっかり治療して、丈夫な赤ちゃんを産みましょう。

[参考文献]  社団法人日本歯科医師会 健康日本21リーフレット「歯周病と全身の関わり」