お口に関する話

歯周病(1)

歯周病とはどんな病気? 歯周病とは歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜といった歯を支えている歯周組織に炎症が起こるなどして、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯がこの歯周組織にしっかり支えられているから、おいしいものを食べたり、楽しく話しをすることができます。 厚生労働省の調査によると、日本人の80%以上が、なんらかの歯周病に罹患しているという結果がでています。近年この歯周病と全身の病気との関わりがわかってきました。

喫煙と歯周病

タバコが癌や心臓病、脳血栓の病気など、命に関わる病気の原因になることはすでによく知られています。実は、歯周病にとっても、喫煙はもっとも大きな危険因子です。

タバコを吸うとまず直撃されるのが口の中です。歯と歯ぐきにニコチンなどの有害物質が悪影響を与えます。体の抵抗力を弱めたり、末梢の血管を収縮させ、歯ぐきの血液循環を悪くしたりします。また、タール(ヤニ)が歯にこびりついと、歯磨きでは簡単に取れず、歯垢がつきやすい環境になってしまいます。そのため、歯周病になりやすく、治りにくくなります。

歯と歯ぐきのためにも全身のためにも、また、周囲の人のためにも禁煙することは大切になります。

20081003

[参考文献] 財団法人8020推進財団「からだの健康は歯と歯ぐきから」