お口に関する話

むし歯(4).

むし歯を治療し修復する技術は、科学技術の発達とともに発展し、レーザー光を利用したむし歯の診断器具や、レーザーや微細な粉末を噴射させ、痛くなく歯質を削除する技法、審美性を重視しながら歯に接着する修復材料の開発など、歯科の修復技術も常に進歩しています。歯が痛いと「神経を取る」と考えがちですが、材料や技法の進歩によって、最小限の歯質の除去で、歯と歯髄を保存する治療へと大きく変わってきました。

できるだけ削らない治療法

むし歯治療でつらいのが、歯を削る時の音と痛み。しかし今、「削らないから痛くない」というオゾン治療法が注目を浴びています。これは、強力な殺菌作用のあるオゾンによってむし歯菌を死滅させる治療法で、自覚症状のない初期のむし歯なら、除菌の後に歯の表面にフッ素などを塗布し、歯のエナメル質の再石灰化、つまり自然治癒を図ることができます。また、軽度のむし歯は、麻酔を使用することなく無痛に近い治療が受けられます。悪い部分のみ除菌できるので、余分に削る必要がないことも特徴です。大きなむし歯には対応できませんが、歯の神経を取らずに治療するという選択肢も有り得ます。20秒間オゾンを作用させることで、むし歯を作る原因菌の約99.9%が除去されます。また、歯科の治療の多くに使用することができます。ただ、現在日本でオゾン治療の機械を所有している歯科医院は50程度とのことです。

できるだけ削らない治療法

<<2013年6月>>

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