お口に関する話

高齢者と歯科

高齢者には老人特有のからだの変化があり、そのために特徴的にむし歯になりやすいところがでてきます。また、歯科治療においても、体調の変化を常に考えながら進めていくことが必要なのです。心配事や不安なことは、是非気軽に担当の歯医者さんに申し出て下さい。

高齢者のむし歯の特徴

高齢者のむし歯として特徴的に見られることは、歯の根(歯のつけ根)の部分のむし歯です。若いうちは、歯の根の部分が露出する事はあまりありませんが、高齢者になると、歯肉が退縮し、歯の根の部分が口の中に露出する事が多くなります。根の部分は歯の質が柔らかく、元来むし歯になりやすい場所なのですが、年齢ととともに唾液の減少や歯ブラシの不足、磨きづらさなどが相まって、むし歯の進行を早めてしまうのです。こうしたむし歯は、多くの歯に同時にできることが多く、歯の神経も感覚が鈍くなっていることから、相当進行しても症状があまり現れません。気がついた時には歯が折れてしまったということも多くなるのです。これを予防するためにも、定期的に歯医者さんにチェックしてもらいましょう。