お口に関する話

骨粗しょう症

骨粗しょう症は閉経後の女性に多いのですが男性にも見られます。患者さんは500~1000万人と言われ、高齢者が転倒で骨折したりすると寝たきりや介護支援へと発展しやすいためその予防に薬を使用される方も増えています。中でもビスフォスフォネート製剤(BP薬)に関連して抜歯などの外科処置に伴い稀に治り難い顎骨壊死が発生することがあります。そのような事態を避けるための対策について解説します。

1)ビスフォスフォネート薬剤(BP薬)について

骨粗しょう症の代表的治療薬の「ビスフォスフォネート製剤」(BP薬)は骨粗しょう症の治療薬に非常に有効なため多くの方に処方されています。他にもカルシウムの吸収を良くする「活性型ビタミンD剤」「ビタミンK剤」や閉経にて不足したホルモンを補充する「エストロゲン製剤」「カルシトニン製剤」のほか「カルシウム製剤」や「漢方療法」などが使用されています。BP薬を服用されている方に外科的歯科治療の抜歯、インプラント、歯周病の手術などを行った場合、その発生頻度は低いとされていますが、難治性の顎骨壊死や顎骨骨髄炎を起こすことがありますので、BP経口薬である「ダイドロネル」「フォサマック」「ボナロン」「アクトネル」「ベネット」などを服用されている方や注射薬で治療をされている方は、歯科治療の際には担当歯科医師にその旨を申し出てください。