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歯科麻酔について

100年程前まで人類に麻酔という技術はなく、人々は神様に祈るしかありませんでした。 歯を抜くために最初に全身麻酔を行ったのも歯科医ですが、現在と異なり当初はリスクが高くどうやって安全に歯の治療をしようかと考案されたのが現在の注射による局所麻酔です。麻酔は嫌い!でも痛いのも嫌い!という方、是非お読みください。

1) 麻酔は何故必要なのか?

治療時の心理的な恐怖、緊張、痛みなどに耐えることは精神面、身体面に不調を来たす原因となります。歯科麻酔は、そういった苦痛を可能な限り緩和してあげるために、そして治療を安全に進めるために利用されています。なお、歯科治療における痛みの感じ方は人それぞれですので、歯科医師は適切な処置を行うために状況に応じた麻酔を適用しています。

2) 痛くなく麻酔注射を受けるために

お化け屋敷に入った時「いつ驚かされるかわからない」という心理が恐怖心を増大させ、ついつい大声を上げてしまうことはありませんか?麻酔注射も同様に「いつ射されるのか」などと構えてしまうとわずかな痛みでもそれが増幅されて大きな痛みへと発展することがあります。

私たちは、麻酔注射を行う際には患者さんにできるだけリラックスして、心理面に余裕を持っていただくことを心掛けています。たったそれだけで針を刺す時の痛みは意外にも軽減するものです。ただ、我慢がどうしても難しいといった場合にはシビレ薬(表面麻酔薬)を注射部位に塗布する方法もあります。ご相談ください。

3) 鎮静法の併用について

抜歯や手術などの外科的歯科治療においては患者さんが感じるストレスはかなり大きなものになります。そのため、高血圧、心臓病、糖尿病などの持病をお持ちの患者さんにとっては治療自体が大きなリスクを伴うものになります。このような場合、鎮静法を併用しながら局所麻酔をすることで安全に歯科治療を受けていただくことができます。また、鎮静法は恐怖心の非常に強い方にも適用されます。