お口に関する話

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全てのライフステージにおける『口腔ケア』とは

Qまず、小学生が健康な歯を保つためには?
A小学生から中学1年生くらいまでの永久歯は、「幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)であると認識しておくこと」が大切。
Q幼若永久歯?
A漢字で「幼くて若い」と書いて、幼若。生えたての永久歯は、むし歯菌が出す酸に弱い状態。また、乳歯と永久歯が隣り合い、デコボコしていて歯磨きが難しい。大人の歯に比べて、歯の質が弱くてむし歯になりやすい。
Q小学生以上になると、自分ひとりで歯磨きするようになりますよね。でも、大人が口の中の状態をチェックしてあげることが大切?
A自分で歯を磨くようになっても、むし歯になっていないか、歯肉が腫れていないかを見てあげてください。乳歯の時のむし歯が多かったお子さんは、歯科医院でのフッ化物塗布が必要な場合も。
Q続いて中・高校生は、どんなことに気をつければいいんでしょう?
A歯肉炎に気をつけること。
Q歯肉炎。よく聞く「歯周病」とは違うもの?
A歯肉炎とは、歯肉の炎症で、歯周病の初期症状。中高生は、部活動で朝早くから夕方おそくまで忙しくなる時期。丁寧な歯磨きを怠りがち。歯の汚れが歯肉を赤くぶよぶよさせたり、歯石が着き始めたりしていることがある。予防するには、歯肉に近いところの歯の汚れに注意しながら歯を磨くといい。
Q大人になると、どんな注意が必要ですか?
A「歯周病に注意すること」です。仕事、地域、家庭での役割が多忙な上、ストレス・タバコ・アルコールで生活習慣が乱れている人が多い。糖尿病と歯周病の関連も、言われていますので、健康診断でメタボリック症候群を指摘されたら、自分で歯肉が腫れていないかチェックしてみて。
Q歯周病を予防するために、歯磨きの習慣だけではなく、規則正しい生活を送る必要があるんですね?
Aウォーキングなどで体を動かす・良い睡眠・早寝早起き・朝ごはんを食べる。快眠快食快便という生活の良いリズムが重要。夜勤や三交代などされている方は、大変でしょうが、ご自分の良いペースを見つけられてください。実は、私もこの朝のラジオ出演に備え、よい習慣がつきました。有難うございました。歯の健康を保つには、規則正しい生活が重要であることを覚えておいて!
Q年配の方が気をつけることはありますか?
A口腔ケアに気を配ってください。
Q歯ではなく、口の中全体の健康ですか?
Aむし歯や歯周病は一段落している。唇や舌の動き、物を飲み込むことの機能が衰えないように。舌を大きく出したり、ほっぺたを膨らませたりする口の体操もあるけれど、会話や歌を歌うといい!沈黙は金といわれていますが、できるだけ外に出てしゃべること。これが、歯や歯肉、口の中の健康を保つ秘訣。歯の健康を保つには、歯磨きをしっかりすればいいものだと思っていました。でも、歯磨きは当たり前で、その上で気をつけるべきことがたくさんありますね。