お口に関する話

2012年8月アーカイブ

Q日本人の歯並びは悪くなっているというが本当ですか?
Aそんなことはない。最近は昔に比べるとやわらかいものを食べる傾向にある。顎の発達が悪く、歯並びが悪くなっている、という人が多い。しかし、実際には今も昔もあまり変わっていない。
Q矯正は、歯並びや噛み合わせをよくするために行うもの。歯並びや噛み合わせが悪いとどうなってしまう?
A食事がとりにくい。歯もきちんと磨けずに、歯周病や歯槽膿漏になりやすい。さらに、肩こりや腰痛、体のゆがみ等にもつながってくる。これを改善するために矯正する。
Q矯正をするタイミングはいつか?
A歯並びの矯正は20歳を過ぎたらできない、子どもしかできないと思っている人がいるが、歯が動く仕組みは、骨を折った部分が治る仕組みに良く似ている。大人も、骨折が治るのと同じように、大人の人も矯正治療が可能である。
Q誰でもできるということ?
A大切なのは、年齢ではなく、歯や歯茎の状態。ひどい歯周病がある場合には、まず歯周病の治療をしてから矯正治療をするということもある。
Q治療と矯正を一緒にすることはできる?
Aいいえ。基本的に矯正専門医の先生は、一般歯科治療は行わない。むし歯や歯周病の治療は、矯正の先生から一般歯科の先生に依頼、紹介をして治してもらうというのが一般的である。
Qどのくらいの期間が必要?
A永久歯の矯正治療の平均的な治療期間は2年ほど。でこぼこの程度や年齢などによって異なる。早い人では1年半ほどで終わる人もいるが、3年かかる人もいる。
Q子どもが矯正を始めるとすると、いつ位から始めるもの?小さい時にやってしまうのがいい?
A簡単な目安としては、上下の前歯が4本ずつ、永久歯に生え変わっているかどうか見てほしい。永久歯の前歯は、下が先に生えて、しばらくしてから上の前歯が生えてくる。まだ、上の前歯が永久歯に生え変わっていなければ、治療には早いと考えてもいい。乳歯に矯正装置をつけている子を見かけるが、乳歯に矯正装置をつけても意味がない。
Q小学1年生ぐらいがいいのか?
A普通は、小学校1年生だと、上の前歯はまだ乳歯。早すぎる。下の顎が上の顎より前に出ていると、親としては心配。しかし、実際には、上の前歯が永久歯に生え変わるときに自然に治ってしまう。上の前歯が永久歯に生え変わるまでは、あわてて治療する必要はない。そのまま様子をみてほしい。
Q焦って矯正を始めずに、歯科医師に相談することが大切ですか。
A最近行われた調査では、日本人の10人中7人から8人は矯正治療が必要な歯並びだということがわかっている。下の前歯4本の永久歯が生えた時点でデコボコしていれば、将来的にでこぼこした歯並びになる。不安なことがあれば、矯正専門の歯科医院に相談していただきたい。