お口に関する話

お口の健康維持.

お口の健康を維持するためには、まず病気に罹らないための予防と、むし歯や歯周病の治療が終了してからのメインテナンスが重要です。予防とメインテナンスは、いずれも患者さん御自身が日頃心掛けるべき点と、歯科医院で受ける予防処置や指導、あるいはメインテナンスがあります。快適な食生活のため、歯科医院スタッフは、お口の健康維持を支えます。

むし歯の予防法(フッ素入り歯磨きの上手な使い方)

Q急いでいる時などかなり適当になってしまいますが、普段から意識することを教えて下さい。
A歯磨きをする時、28本の歯、すべてをブラッシングすることを心掛けて下さい。1本ずつ丁寧に磨くことが大切です。むし歯でやってくる患者さんをみてみると、日常生活の「甘いものの食べ方」に加えて「歯の磨き方」に問題がある場合が多いと思います。
Q「甘いものの食べ方」ですが、どんなことに気をつけると良いですか?
A長時間、口の中に含む食べ方に気をつけて。アメをなめ続けたりやチョコレートを食べ続けたりすると、むし歯菌が造る酸により歯が非常に溶けやすくなります。
Q「歯の磨き方」について、むし歯にならないためにはどんな磨き方をしたら良いですか?
Aまずは、歯磨き粉の選び方に注意してみて下さい。歯磨き粉の成分の中で、むし歯の予防に効くものがあります。「MFP:モノフルオロリン酸ナトリウム」と「NaF:フッ化ナトリウム」の2つ。まとめてフッ素化合物といっています。これを含んだ歯磨き粉を選ぶとよいと思います。
Q歯磨き粉にもその名前が書いてあるんですか?
A英字表記でMFP(エムエフピー)か日本語でモノフルオロリン酸ナトリウム、もうひとつも英字表記でNaF(エヌエーエフ)か日本語でフッ化ナトリウムと書かれています。
Qその2つのフッ素化合物がどうしてむし歯に効くんですか?
Aむし歯の特性として、完治することはありません。むし歯になった部分は、歯と別の人工物で詰めることに成ります。食べ物の糖分によって歯を溶かす酸が発生し、酸によって歯は溶けていくと、むし歯になるのだけれど、フッ素は歯を溶け難くしたり、その溶けた歯を修復していく力があります。ですから、むし歯の進行を防ぐことができます。
Q磨き方のポイントはありますか?
Aポイントは、まず「フッ素化合物」を十分に働かせるようにすること。磨くときは歯の全体に歯磨き粉が広がるようにして、泡立つように心掛けて磨いて下さい。
Qそのまま何分くらい磨けばいいんでしょう?
A少なくとも2分は磨いて下さい。28本すべてをブラッシングできるまで、最低2分以上は必要です。フッ素化合物を含まない歯磨き粉の場合や歯磨き粉を使わないで磨く場合は、もっと時間をかけて磨く必要があります。
Qそのほかのポイントは?
A歯磨きあとが大切。「フッ素」が歯に作用している時間を長くするために、ブクブクうがいは極少量の水1回にして下さい。フッ素をなるべく長くお口の中に留めておくために、歯磨き後は2時間程度、飲食を控えて下さい。
Qむし歯に作用する「フッ素化合物」の成分ですが、もちろん体に悪影響はないんですか?
A歯磨き粉に入っている量では、まったく問題はありません。身体への影響などありませんので、幼児から高齢者まで幅広く使えます。幼児は歯が4~5本生えてきた時期から使っていただくと、むし歯予防につながると思います。
Q最後に、今、むし歯で悩んでいる方、治療中の方へアドバイスをお願いします。
Aフッ素化合物入りの歯磨き粉をちゃんと使えたとしても、日常生活の甘いものの食べ方が改善されないとフッ素でもむし歯を防げない場合がありますから気をつけて下さい。私も甘いものが好きなので、気をつけます。今日のお話を聞いて、普段の磨き方を見直してみようと思いました。

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