お口に関する話

2013年2月アーカイブ

Q3月に「長野県在宅歯科医療連携室」が開設しました。どんな背景があったのでしょうか?
A在宅療養中で歯科医療やお口のケアが必要な方が、「口から食べる」ことを続けていくには、歯科医師や歯科衛生士による細やかなバックアップが必要です。しかし、在宅で必要な歯科医療や口腔ケア指導が必要であるにも関わらず提供されないケースが多い。そんな方々にもっと、在宅で出来ることを知っていただきたいという願いから、長野県から委託されて長野県歯科医師会に「長野県在宅歯科医療連携室」を今年3月に立ち上げました。
Q在宅歯科診療はだれでも受けられるの?
A介護を受けている方や、何らかの理由で自力での通院が困難な方が対象です。
Qそもそも、在宅歯科医療とは?
A在宅歯科医療とは、自宅や施設などに居て自力での生活が困難な方に、ご自宅や施設に訪問をして歯科治療や口腔ケアの指導をすることです。家族、介護職、医療職、福祉職、ボランティアなどの協力や支援をいただき、「口から食べる」ことを続けていけるように、歯科医師や歯科衛生士も協力しながら、高齢者の方の「食べる楽しみ」を一生涯続けていただけるようにするための手段です。
Qその中でも、在宅歯科連携室では何をしていますか?
A連携室には歯科衛生士がおり、在宅での歯科医療や口腔ケア指導等を希望する方からの相談を受け付けており、お口のトラブルに対応します。歯に穴があいている、歯のかぶせものや詰め物がとれた、グラグラ動く歯がある、歯ぐきから血が出る、入れ歯の調子が悪い、食べ物が飲み込みにくい、食べているときむせる・咳き込むなど、お気軽にご相談ください。また、お住まいの場所に近い在宅歯科医療を実施する歯科診療所の紹介をしています。
Q実際のケアはどんなことをしているの?
A歯科医療の必要な方の状態に応じて診療の計画を立て診療します。むし歯や入れ歯を直すことで咬むための機能の改善、飲み込むための機能を支える口や口周辺の器官の維持・低下を予防するための訓練も行います。口から食べることを促し、低栄養や脱水を防ぎ、脳・胃腸に刺激を与えつづけることが、体力の回復や維持、意欲向上につながります。入れ歯を入れていることなどにより、発音する機能の低下を防止し、また改善することによりコミュニケーション能力も回復します。口腔ケアによりお口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎などの原因となる口の中の細菌の数を減少させ、全身感染症の予防にもつながります。療養者の症状に応じて、必要な訪問回数が多くなることもあります。
Q費用はどれくらいかかるの?
A国民保険・社会保険では一般の医療保険の一部負担金と同じ取り扱い。後期高齢者医療制度では医療費の一割(または三割)が一部負担金に。障害者・生活保護では各市町村の減免と同じ取り扱いになりますので最寄りの市町村役場にお問い合わせください。介護保険では在宅の場合、居宅療養管理指導費が介護保険の適用となります。以上費用については、治療内容等によって異なりますので、詳しくは往診の際にご確認ください。
Q今日のお話で在宅歯科の存在を知った方もいると思う。まず、どこに相談すれば?
A長野県在宅歯科医療連携室まで。問合せ先は、TEL 026-226-4794までどうぞ。受付時間は、平日(土・日・祝祭日を除く)午前10時から午後4時まで。お口の中の不調や入れ歯の不具合、食事が飲み込みにくいなどの症状がありましたらお気軽にご相談ください。

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