お口に関する話

お口の健康維持.

お口の健康を維持するためには、まず病気に罹らないための予防と、むし歯や歯周病の治療が終了してからのメインテナンスが重要です。予防とメインテナンスは、いずれも患者さん御自身が日頃心掛けるべき点と、歯科医院で受ける予防処置や指導、あるいはメインテナンスがあります。快適な食生活のため、歯科医院スタッフは、お口の健康維持を支えます。

「歯がしみる」ことについて

Q歯がしみる症状、寒くなると風などで感じることもありますが、どうしてしみるのでしょう?
Aお口の中には熱い食べ物や飲み物、また氷、アイスクリームといった冷たいものも入ってきます。その温度変化は何十度にもなります。健康な歯でも極端な温度変化ではしみることがあります。同じものを口にしても、一時的にしみなくなったり、再びしみる場合は知覚過敏が考えられます。歯の神経が冷たい刺激や熱い刺激に対して過敏に反応し、しみるという感覚を引き起こしているわけです。歯の神経の反応は、体調、季節などによっても変わってきますので、しみたりしみなくなったりすることがあります。
Qしみた場合、すぐ受診したほうがいいのでしょうか?
Aむし歯があるのを自覚されている場合は早めの受診をお勧めします。歯科医院での適切な治療により、歯を守ります。歯はしみるけれどむし歯の自覚がない場合は、知覚過敏が考えられます。日常生活に差し障りがあるようでしたら歯科医院を受診して下さい。歯科医院では、知覚過敏の原因を探り、それに対処する治療やアドバイスをします。
Qでは、治療をする場合はどのようなことをするのですか?
A軽症の場合は、しみる場所、主に歯のつけ根ですが、その部分に薬を塗り込むことにより一層の膜を作って歯の神経に刺激が伝わりにくくします。歯の根元がえぐれてしみている場合は、その部分を埋めて刺激を遮断します。
Q歯ぎしりやくいしばりも原因の一つになるのですね?
A歯ぎしりやくいしばりがある方は、それが知覚過敏と関連しているか歯科医院で診ていただいて下さい。必要に応じて、歯ぎしり防止のための「ナイトガードというマウスピース」を入れていただいたり、くいしばりを防止するトレーニングを併用します。
Q日頃からできる予防法はありますか?
A先ず、丁寧な歯みがきを心がけて下さい。毛先が柔らかめの歯ブラシで、露出した歯のつけ根の表面についたプラーク(歯垢)を丁寧に取り除きます。決して力を入れてゴシゴシしないことが大切です。「しっかり磨こう」と気合いを入れすぎると、歯ブラシの刺激が加わりすぎてよくありません。優しく小さな動きで丁寧にブラッシングして下さい。歯ブラシの毛先がふれるだけでピリッとする場合は、知覚過敏の症状を抑える歯みがき剤の使用をお勧めします。これを使いながら柔らかめのブラシでそっと磨くようにすると、1~2週間で症状が改善することがあります。また最近の研究では、食後すぐの歯みがきが知覚過敏を起こしやすくすることが分かってきました。食後15分ほどたってから歯みがきすることで知覚過敏を防げる可能性があります。
Q歯がしみることは本当につらいことですね。
Aはい、しみるということは、歯が教えてくれている危険のサインとも考えられます。これを見逃さず、軽いうちに対処すると、ご自分の歯で美味しく楽しい生活を送ることにつながります。

<<2013年6月>>

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